Night Rulersを個人的に振り返る

前作Programmed Formulaに引き続き、今回も個人的に振り返り記事を書きたいと思います

先日6/25に京都はみやこめっせで開催されたミスティア・ローレライオンリーイベント「東方遊宴雀」にて、二度目となるアレンジCDを頒布しました。何の因果か、地元でこんな最高なイベントが開催されるって事で、このイベントを知ったのは一年ぐらい前だった気もしますが秒でサークル参加を決意しました。視聴用のイヤホンをちゃんと忘れず持ってきたり(!)、ケースを包むOPP袋を用意するなど、前回の反省も活かせたと思います。

しかしまあ、持って行った分の新譜が全部無くなるとは思いませんでした。手に取ってくれた皆々様には感謝してもしきれません。逆に今回、完売してしまって入手してもらえなかった方には申し訳ない気持ちで一杯です。紅楼夢に受かってたらまた増産して持っていきますのでよろしくお願いします

ジャケットのイラストは昔からお世話になってる510兄貴に描いて頂きました。

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ここからは収録曲についてのコメントです

 

まず全体として、折角ミスティアの曲のアレンジなんだからボーカル付きの曲を入れよう→他の曲をインストにするぐらいなら、表題曲のセルフリミックスにしようか?なんてやってたら、非常に特殊な構成になってしまいました。自分が最も影響を受けたであろうアーティスト、Renardもテクノを作るときの名義でそういう感じのアルバムをリリースした事があるので、まあ東方アレンジと言ってもこういうCDが一個ぐらいあってもいいんじゃない?とは思っています。

lapfoxtrax.wikia.com

↑表題曲のリミックスが5曲入っていますが、そのうち3曲は実際にはオリジナルの作曲者と同じ人によるものです

ちょっと話が逸れましたが、そういった事情を一切気にしない方には、純粋に曲そのものだけを楽しんでもらうというのも全然アリだと思います。実際、前作よりクオリティも洗練されていると思います。

 

Track1 Rhyktz - Night Rulers

表題曲ですね!夜雀の歌声ともう歌しか聞こえないのフレーズを上手く混ぜ合わせてUKハードコアにアレンジしました。ちゃんとしたボーカルのついた曲は自分史上初めてです 作詞と歌唱はSecret Rさん・・・ですけど、特にどこのサークルの人とか表記がない、って事は、まあ、皆まで言いませんけどそういう事なんですよね・・・!原曲の雰囲気をいい感じに活かせていると思います。自信作です。

歌詞にも地味に小ネタが仕込んであったりなかったりするので良かったら聴きながらでも眺めてやってください↓

IN THE FERVID POTENT SOUND
TRULY I CAN LOSE CONTROL OF MYSELF

AND NOW THAT YOU
FELL INTO NIGHT
WE CAN SHOUT OUR FAITH TO THE
VACANT SKY TILL THE DAWN

DON'T BE AFRAID OF THE DARK
'CAUSE IT LETS YOU THINK ONLY ABOUT MY SONG
LU-LU-LU-LU I'LL SING TO YOU
AND WILL TAKE YOU TO THE FRENZY

 

Track2 Rhyktz - Night Rulers (SWARF Remix)

表題曲のセルフリミックスその1、可愛い感じのネオンアレンジです。このCDの製作に本格的に取り掛かる直前ぐらいの時期に、ひょんな事が切っ掛けでネオンと呼ばれるジャンルの曲を僅かにですが漁っていて、東方アレンジと結構相性良いんじゃないかな?と思い製作しました。

 

Track3 Rhyktz - Night Rulers (srask remix)

サークルSURASHIZよりsrask氏を招致してリミックスを制作してもらいました。彼が得意とするJ-Coreです。SURASHIZと僕のサークルが活動を始めたのがちょうど同じぐらいの時期なので、これからも切磋琢磨していきたいですね(といっても現状は自分のぼろ負けですが・・・)。私からは以上です。

 

Track4 Rhyktz - Night Rulers (L.Wise Remix)

セルフリミックスその2、今度はゆっくりめのエレクトロハウスです。トラック数を少なくしたり、ジワジワ展開するようにしたんですが、如何でしたかね・・・?特にダンスミュージック系の東方アレンジはもっと音数が多いほうがメインストリームだと思いますが、思いっきり反抗しました。

 

Track5 Rhyktz - Night Rulers (Zefinker REMIX)

セルフリミックスその3、そろそろ飽きてくるんじゃないかと思ったので、これまでとはうって変わって高BPMのハードテックアレンジをぶち込みました。勢いだけみたいな曲ですが、スクエアリードや裏で鳴ってる高速アルペジオはお気に入りです。

 

Track6 SWARF - Wirbel

セルフリミックス地帯は一旦お終いで、夜雀の歌声のムーンバートンアレンジです。ムーンバートンというともっと毒々しいジャンルだと思っていますが、この曲は特にAero Chordの4Uという曲の影響を多大に受けています(ちょっと受けすぎたかも・・・)。

www.youtube.com

ちなみにタイトルは独語で「渦」とかそういう意味です。「岩山にたたずむ美しい少女が船頭を魅惑し、舟が川の渦の中に飲み込まれてしまう」というローレライ伝説の内容に因んでこう名付けました。

 

Track7 SWARF - Wirbel (Atma Remix)

↑のインストのセルフリミックス・・・にする必要あったんかなぁ?と今になってちょっとだけ思いますが面白い曲になったので結果的にはOKでしょう。途中で倍速になるベース系、みんな好きでしょ?

 

Track8 Rhyktz - Night Rulers (150 Edit)

最後の曲は表題曲のハードスタイルEDITです。この曲を作るにあたって、自分が好きなハードスタイルの曲と比較したりしていたんですが、まあ自分がこうすればいいんかな?と勝手に思ってたのと全然違う曲ばかりで驚きました。特にイントロなんか、もとは2倍の長さ入れようと思ってたんですよね あまりにお手本的な曲たちを意識しすぎてちょっと窮屈な展開になってしまったようにも思えます。たまにはこういうのも良しとするか、もっと自由にやるべきだったか・・・

 

Track9 Secret R - Night Rulers vocal track

最後に表題曲のボーカルトラックを収録しておきました。どうせ80分も記録できるので、入れておいたほうがお得な気が・・・するよね? CDを入手して頂いた方には是非好きに使用して頂きたいです

 

次回の参加予定は受かってたら紅楼夢です。間に合えば2本立てでいきます。一つはUKハードコアとハードスタイルのコンピレーションです。2ジャンルに絞りますが、ちょい古い感じの曲から流行りのあんな感じの曲まで色々制作する予定です。もう一つはブレイクコア中心に悪いジャンルの曲の詰め合わせです。面白いゲストも招致していますので、お楽しみに

DL販売はもう少し待ってから始める予定です。

Programmed Formulaを個人的に振り返る

普段あまりブログを有効活用できていない気がしますが・・・珍しく長文を伴う用事を思いついたので利用していこうと思います。

先日3/26に京都で開催された八雲一家オンリーイベント 八雲幻想祭 第6幕 にて初めて即売会へのサークル参加を果たし、アレンジCDを頒布しました。当日いろいろと失敗もしましたが(視聴用のイヤホン忘れたりね・・・)思っていたより多くの人に手に取って頂けたので、まあ最初だしこんなもんか、と思ってます。次回はもっと不備のないようにしないと・・・

ジャケットのイラストですがBLACK LABELのHIKARVさんにお願いして描いて頂きました。自分が初めて行った即売会で買わせてもらったHIKARVさんの本を読んでからずっとファンの一人、であったのでこのような形で協力していただけてとても嬉しかったです

細かい注文にも応えていただき、素晴らしいイラストに仕上げてくださいました。

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ここからはCDに収録した曲について、少しずつ注釈的にコメントしていきます

 

Track1 Rhyktz - Mayoiga Spirits You Away

遠野幻想物語のUK Hardcoreです。原曲は正直に言うと自分の中では八雲の曲というより妖々夢の雰囲気を表してる曲・・・と思ってはいるんですが(神々が恋した幻想郷がにとりのテーマじゃないみたいな感じでね)、橙のテーマとして取り扱われることも多いのでアレンジしました。同じ曲ばっかりやっても聴いてて飽きるかもしれないしね。ミスティアオンリーは・・・まあ飽きさせないようにイロイロ工夫するつもりです

速いピアノリフを投入してJCore風味にしたり、サイドチェインを使うなど新たな試みも多くありますが上手くまとまったので良かったです

 

Track2 SWARF - Snow thawing

妖々夢のタイトルBGMをTrapにしました。また八雲じゃないやん・・・時期的にもうすぐ春なんで、オープニング的にいいかな、と思い2曲目に持ってきました(ただ一曲目はRhyktz名義の曲にしたかった)

トラップアレンジはやったことありますが今回はもうちょっと上手くできただろと思う部分も多いです、ドロップ部分だけはいい感じになりました

 

Track3 Laymond Wise - Hellcat I

初挑戦コンプレクストロです 原曲はティアオイエツォン ほんのりと原曲のフレーズが残ったドロップになってるかと思います

IIやIIIはいずれ出ると思います。きっと・・・

 

Track4 Joelt & Phavoc - Illusion

またまたUKハードコア 妖々跋扈のアレンジその1 ちょっと前の年代の同ジャンルを目指しました

後述しますが、どういうわけかリクエストしてないにも関わらず当日の会場でかけて頂きました

 

Track5 Rhyktz - #8MEF454A

原曲は少女幻葬ネクロ・ファンタジー 前半はハードスタイル、後半はUKハードコアに変形するちょっと特殊な曲です 個人的にイチオシです 多分自分の曲のなかで史上最高に良いと思います

地味に曲中でBPMが変化するのは自分史上初ですね

実はジャケットのイラストのイメージに近い曲だったりします ハードスタイル特有の壮大なブレイクパートはちょっとスピリチュアルな感じ(イメージは伏見稲荷大社)に仕上げるべく頑張りました

タイトルですが、一応適当な文字の羅列じゃなく地味に意味があったりします ハッシュタグネタを使ったもののあんまりツイートしてもらえて無くて空回り感が否定できない・・・

イベント当日に、運営の方にCDを持っていくとBGMとして曲をかけてもらえるんですが、そこで自分がリクエストさせてもらった曲の一つです これも何度も言ったんですがこの曲が流れた時に聴いてくれていて、自分のスペースに来てCDを買って下さった方が居て、すごく嬉しかったです とても励みになりました これからも頑張っていきたいと思います

 

Track6 Zonkedzonez - Darkness Comes Down

夜が降りてくるのハードスタイルです ネクロファンタジアに比べるとこの曲のアレンジがあんまりないような・・・ 貴重な八雲の曲なので題材とさせて頂きました

ぶっちゃけるとPotato ft Watcher - Beast Modeに影響されて作った曲です

www.youtube.com

こういう変な曲は地方のオンリーイベントでやるネタとしてはどうかとも思いました、っていうか思います 聴いてもらった人に気に入ってもらえる見込みがあるかというと微妙ですが自分としては好きです リバースベース地帯だけは強く、そしてカッコよく仕上がってると思います

 

Track7 Atma - Border Boner

自分としてはおなじみAtma名義のネクロファンタジアのアレンジです 一通り完成した時点では音が殺しあってる状態だったので(特に盛り上がり、トラック数が増える部分では顕著でした)ミックスには苦戦しましたが、当時と比べるとだいぶクリアになったかと思います

ムーンバートンのリズムをぶち込んだり少しエスニックな感じにしました。紫さんのイメージで作った2曲が図らずとも不気味な感じになってしまった・・・

 

Track8 Laymond Wise - Vermilion Drops

妖々跋扈その2、今度はプログレッシブハウスです 最後の曲なのでエンディングのイメージでEMOIを全面に押し出しました、実は八雲幻想祭が今回で一旦無期限の終了ということでそういう意味でのエンディングでもあったり・・・

リクエストした曲その2です

 

と、こんな感じです 次は6月にミスティアオンリーがあるので今はそれに向けて早速いろいろ企んでいます(古明地は・・・さすがに追いつかないので今年のサークル参加は諦めます・・・)

通販及びDL販売についてはもう少しお待ちください

 

名義についてのお話はまた今度、余裕があったらやりたいと思ってます

はたのここから

「どけどけ〜どけどけ〜邪魔だ邪魔だどけどけ〜どけどけ〜」
「フランちゃんは俺の嫁とか言ってんじゃねーぞバカヤロ、コンニャロオメェ」
「コノヤロオメェ、消し飛ばされてえのかバカヤロコノヤロオメェ」

「フランちゃんは俺の嫁とか言ってんじゃねーぞバカヤロ、コンニャロオメェ」
「コノヤロオメェ、フランちゃんにとってお前は飲み物でしかないよバカヤロコノヤロオメェ」

「どけどけ〜どけどけ〜邪魔だ邪魔だどけどけ〜どけどけ〜」

最近つくった曲

久しぶりにブログ更新

 

The sea of nostalgia

https://soundcloud.com/user779670709/the-sea-of-nostalgia

 

東方紺珠伝より故郷の星が映る海(ピュアフューリーズとも取れるけどあえてこっちで)のハードスタイルアレンジです

胸がキュっとするような雰囲気が出るように頑張りました 自分としてはこういうの好きです(?)

 

dj TAKA feat.AiMEE - Broken (Rhyktz Zonked Bootleg)

https://soundcloud.com/user779670709/dj-taka-feataimee-broken-rhyktz-zonked-bootleg

 

リフレクビートなどでお馴染みBrokenをハードスタイルにしました

色々思い切った音の使い方になってます

あとFoolishとかいうレーベルの曲の影響を色濃く受けています

拙作「The World Is With Me」について

https://soundcloud.com/user779670709/the-world-is-with-me

 

そういえば正統派ハードコアを作った記憶がないなと思ったので、とにかく自分の思う純粋なハードコアを目指して作りました(今までのは他のジャンルの要素と混ぜたとかそんなやつばっかりだったからね…)

いつも言ってる気がしますけど、過去最高レベルの出来になったのではないかと自負しています!

トラック毎の音量調整なんかにも気を使ってみたので大分聴きやすくなってると思います…なってると信じたい!!

 

ところで盛り上がりの部分で何度繰り返されるフレーズですが、これこそ「メロディーが降りてくる瞬間」の話をした時の「いい感じのUKハードコアのフレーズ」だったりします

あとタイトルですが、今年に入ってからクラブイベントに行くようになり、そこで出会った沢山の人や曲、或いは今まで自分になかった観念などそういった物の影響がこの曲にあるので(実際ちゃっかりクラブユースを意識しちゃったりしてます)、恩返し的な意味も込めて「世界は私と共にある」なんてイカレた命名をしました。高慢すぎたかな…

自分にとって節目となる曲でもあると思います。

The Novice 12

於 BarGuild

 

ブログ更新すんの忘れてた🔅

 

いままで行ったパーティでも何度か(二回だけ)お会いしたサクスさんが初めて現場でDJされるということで、2週間前行ったばかりにもかかわらず再び大阪へ

 

AfterSkoolの時と同じく午前中はやんごとなき事情があったため、前半の人のアクトは泣く泣く断念…

会場に着いてみればラウンジに人がぎゅうぎゅう詰めで身動きが取れず苦しかったです(笑)

以下、思い出せる限り気付いたことを書きます

・SIQLOさんのアクトにて、エレクトロハウスなど、いつもはあまり現場で聞けない比較的ゆっくり目な音楽が流れてたけどやっぱり楽しく踊れた

・同じくSIQLOさんのアクトでハードスタイルが流れて、その瞬間の歓声が明らかに大きかったのでやっぱり熱いジャンルなんだな〜と実感

・UKハードコアは………最高♡

・エレクリは速い

 

あんたら絶対初心者じゃないだろ!!みたいな人ばっかりで楽しめました♨️